｢あっユリ！｣


佳奈だ！



｢佳奈ー!!｣

｢レンが自分から謝りに来たんだけど…どうしたんだろ？｣


｢どうしたんだろって…普通に｢佳奈んとこ行ってくる!!｣みたいな言い方で走っていったけど…｣

｢あんた…レンにあったの？｣


｢ジョウロで水かけちゃった…｣
はは。っと苦笑いした

｢…｣


｢佳奈？……ゴメン!!悪気はなかったの！ただ…花に水あげようとしたら滝川くんに当たっちゃっただけ！だから、本当にゴメンね!!｣


｢誰が謝れっつった！私はあのめんどくさがりやのレンがあんたとまともに話してたことに感動してるんだよ！｣


といってふざけて泣く真似をする佳奈



｢うわっ佳奈きめぇ｣

｢滝川くんだ！｣

｢レン！あんた！｣

｢今日もだりぃから部活休むわ､んじゃ｣


と手をだして言った。


確かにめんどくさがりや
だなぁ～これは、



｢あっ!!そうそう。胡桃沢～｣

｢……ん?…え?…私っ!?｣

｢あぁ、お前。｣

｢な、何？｣

｢俺、まだ水かけられたこと許してねぇぞ…｣


｢ん?…あ…｣

｢だから、俺の言ったことをやってくれたら許す。｣
｢え？死ぬまで一生っ!?｣
｢ジョウロで水かけられたぐらいでんなこといわねぇよ!一個だけ聞けばいいよ｣

｢なに？｣


｢バスケ部のマネージャーになれ｣

そしたら佳奈が

｢レン！部活こないくせに!なに言ってんの!?｣