体育館。



「…滝川くん?」

「ユリ、バスケやっぞ!!」
「え?」

「見てろよ!」


といって走ってゴールまで行った。



「…はやい」


滝川くんはすごくはやかった。

そしてそのままダンクでシュート。

と思ったら、シュートしたボールを持って今度はゴールの裏側からシュートした。



「…すごい」

無意識のうちにでた言葉、


「どうだった?」


息を切らせながら走ってくるのは…滝川くんではなく佳奈だった。



「佳奈…見てたのか?」


息を切らせないで走ってくる滝川くん。


「今…きたばっかり。多分バスケしてるかな?って思って!!」



「ふ~んー…」