ある夏の日の朝。


親友の佳奈に声をかけられた。


「おーい!!ユリ!あのさぁ~茶髪の身長がこれくらいの人見なかった?」
   茶髪?あぁ、

  中庭で寝てた人か…
  「中庭にいたよ!!」


  「本当?ありがとう!じゃあね。」



といったあと小声で

「あのヤロゥ」と怒って

走っていった。

私は花壇に水をあげるため中庭に走って行った。

するとそこには佳奈の姿があった。



「あっ、ユリ!!」
といって駆け寄ってきた。


「見つかった?」

「それがいないんだ。」

 「じゃあ見間違えかも、ゴメンね。」

「大丈夫だよ!じゃあもうちょっと探してくる!!」

「うん。」


佳奈はまた走りだした。
私はジョウロに水を入れ
1番左の花に水を   
あげようと思い

ジョウロから

水をたらしたら…



「うわっ!!冷たっ!」


低いトーンの声が聞こえた。



「……えっ?」