──パシッ!! 俺は易々と受け止めた。 女は目に涙を浮かべながら俺を睨んでた。 「…」 「…」 俺達の間に沈黙が流れる。 「…お前が好きでやってるなんて思ってねぇよ」 「…」 「けど、やっぱ嫌いは嫌いだから」 「…」 女は何も言わず悲しい顔をしている。 俺は女の頭にポンと手を置いた。 「ま、これからはこんな目に遭わねぇよーにな」 「はい?」 「お前さっき襲われてただろ」 「あ…」 …こいつ。