どうなってんだ…。


俺は死んだんじゃねぇのか?


俺は手を開いたり閉じたりした。


確かに生きてる感覚は戻ってる…。


そんな俺の様子を見て女が再び俺の顔を覗いてきて…。



「お客さん…。
本当に大丈夫ですか?
薄着だから冷えて生きてる感覚がしないのですか?」



「…ああ。
そうかもな」


こんな有り得ない話しを信じる奴なんかいねぇよな。


俺は女の言った事にした。