二人微笑んで甘い甘いキスを交わす。

何度も何度も啄むように交わされるキスが深くなるにつれて、言葉は必要ではなくなっていく。

絡めた指から、触れた肌から互いの想いが伝わってくるのがわかる。

互いが求め合い一つになりたいと心が欲しているのを肌で感じた時、俺たちは自然に腕を伸ばしていた。

雅は俺を抱き寄せ、俺は雅の胸に顔を埋めた…。


幼い日、二人で作った雪うさぎ


きっと護ると決めた小さな少女


ずっと前から俺たちは結ばれる運命だった。


俺はやっと本当に雅の全てを手に入れたんだ―――