「だからさ、いつか俺たちがもっと大人になったら、ちゃんと結婚しような。
ずっとずっと手を繋いで歩いていこうな。」

雅がうれしそうに微笑んで頷くと、俺の左手に右手を絡めてきた。

優しくその手を握り締めて雅の手の甲にキスをする。

「ナイトの誓いのキスね。」

「ああ、誓うよ…ずっとこの手を繋いで一緒に生きていこうな。
俺の姫は雅だけだし俺は雅だけのナイトだからな。」

雅が幸せそうに笑って俺の手の甲に同じようにキスをする。

「あたしも誓うわ。ずっと勇気だけ愛して生きていく。
ずっと傍にいてね。あたしのナイト様。」