勇気のキスは優しくて、熱くて、いつだって解けてしまいそうに甘い。

でも、今日は何だかいつもと違って激しくて少し乱暴で、怖かった。

あたしの言った言葉が勇気の中の何かを壊してしまったような気がして、凄く不安になった。

激しいキスからやっと解放された時、勇気の手が体のラインをなぞるようにを滑り何かを求めるように探り始めた。

恥ずかしくて視線を合わせることが出来ないけれど、自分から言い出したことに今更怖いなんていえるはずも無い。

思い切って勇気の首に腕を絡めて、引き寄せるようにして顔を見られないように広い胸に顔を埋めた。