欲望が理性の結界を引き裂いて一気に俺を支配する。

僅かに残る理性の中で俺は雅のくれた雪うさぎをそっと握り締めて誓った。

必ず雅を幸せにする…

俺の全身全霊をかけて…

唇が喉元を滑り耳元で愛していると囁くと白い肌が薄く色付いていくのを感じた。

腕の中で雅が細かく震える。

愛しさが更に募り腕に掻き抱きそのままベッドへと縫いとめた。

雅が腕の中で俺に腕を絡めその体で全てを受け入れようとしている

その事実が俺を虜にし理性を完全に崩壊させた

夢中で唇を奪い体に紅い花を散らしていく

雅が細い体をしならせるのを夢の中のように見ている自分がいた。