朝のSHRを終えて次の授業まで寝ようと机に突っ伏したとき、 「李子(りこ)」 と名前を呼ばれた。 仕方なく起きてみるとだいすきな笑顔がそこにあった。 木村哲平(きむらてっぺい)。 私の幼なじみ。 そして密かに想いを寄せてる人。 「なに?」 「次の時間の宿題見せて」 「また??」 いいじゃん、そう言いながら笑顔を見せられると負けてしまう。 「しょうがないなぁ」 そう言いながらも内心は嬉しかったりする。