「お母さんがよく、私に作ってくれた唯一のおやつなんです。」

「…」

「あんなお母さんだったけど、優しい味がした。楓のクッキーは、お母さんの味がして、思わず」

「そぅか。ごめんな?思い出させちゃったみたいで」