「み…ゆう…。」
こいつはまるで力が抜けたように、
床へ座り込んだ。
「今更母親ずらしやがって。」
こいつは今まで母親という肩書きを名乗って
暮らしてきた。

夜はひずけが変わってから帰ってきたと思ったら酒に酔いしれ、
煙草と他の男の香水
をまとわせ…