落ち込む俺に
「そんなことないよっ」
と華ちゃんが慌てて言った。
「千里ちゃんはね、アレでも天音ちゃんのことちゃんと認めてるから。」
それで今回の品定めの経緯を教えてくれた。
千里ちゃんが俺を庇ってくれたためにこうなった事。
『値踏み?したきゃしなさいよ。天音は今まで外見で寄ってきた今までの男とは違うんだから!』
って。
「天音ちゃんの誠意、ちゃんと伝わってるよ。」
華チャンにそう言われて、顔が緩んだ。
やべ・・・ウレシイかも。
普段つっけんどんでヒドイ対応デスガ、それでもちゃんと俺のコト見てくれてんだ。