「今一状況が分かんネ―ンだけど。天音~。万里がお前に非協力的だったからって、万里の恋路を邪魔するこったねーだろ?」
「そうさ。協力するかはさておき、邪魔はイケナイ。」
貴史や廉太郎まで加わって言ってきたが、そこは俺だって譲れないさ。
腕を組んで憮然と言い返す。
「なんと言われようともムリだ!彼女のコトはきっぱり諦めろ!!寧ろスッキリ忘れろ!」
「いやだーいやだー」と、もはや駄々っこのように暴れる万里。
ソレを宥める面々。
ちょっと哀れなような気もするが、こればっかりはムリしてどーなるわけでもなし。
俺は心を鬼にしてコンビニパンを食す事にしよう。
あ、そーだ。
「どーせオマエ飯も喉を通んないだろ?だが、せっかくママさんが作ってくれたものを無駄にするのは勿体ない。と言うワケで俺が喰ってやるよ♪」
「●ャイアンか、オマエ・・・」
「薄情通り越して非道だな。」
「いっそ清々しいわ。」