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***天音side***








「オマエ、万里と何があったんだ。」




メールを一頻り終えたトコロで、拓真がそう聞いてきた。



まぁ、そう聞きたくなる気持ちも分からんでもない。


万里は奈落の亡者みたいな体たらくで机に突っ伏している。

いや、現在に限ったことではなく、ここ数日・・・。






その万里がノロリと顔を上げたかと思いきや、視界に俺を捕えくわっと目を見開いた。


血走ってる!








「俺のハツコイ返せぇぇぇ。つか、寧ろいっそお前が消えて彼女を返せぇぇーっっ!」




飛びかかろうとするのを、ツレトリオが必死に止める。




万里は時折こうして俺を見ては壊れる。

そのため必然的に俺が万里に『なんかした』と断定されている。