「えっ!?ちょっと、どうしたの!」
物凄い音に、千里ちゃんが慌てて部屋から飛び出してきて、階段下に倒れている万里を見付けて状況を察したらしい。
ちなみにその頃にはさすがに俺のJr.もやる気を削がれたように大人しくなっていた。
二人で階段を降りる。
「・・・ダイジョーブかな、コイツ。なんかブツブツ言ってるし、瞳孔イッちゃってんじゃん・・・」
「・・・まぁ、ダイジョーブなんじゃない?どこからも何もはみ出してないし。」
・・・はみ出すとか、怖いヨ。
「ともかく、追及とかメンドーなコトはなるべく先送りする方向で、今は逃げた方がいいんじゃない?」
そうね、そうします。
千里ちゃんの提案に従って、俺は荷物を抱えて慌てて片桐家を後にした。
なんか亭主が帰ってきて逃げる間男みたい・・・。
なんて思った事はあえて気にしない事にする。
半裸ぢゃなくて眼鏡っ娘ですしね!