アタシは涙が零れるのと同時にドカッと貴史に抱きついた。 「バカ貴史~っ!!貧乏でガキっぽくて全然アタシの好みじゃないくせに、マジになっちゃったんだからしょうがないじゃないのよっ!!」 「あはは☆マジかー。そうこなくっちゃ♪」 相変わらず能天気な返事だけど、アタシの頭をぽんぽんと叩く手はとても甘くて優しい。 クヤシイケド クヤシイぐらい 好きだ。バカ!!!