勘弁してよ…元カノじゃんよ しかも2こも歳サバ読んでるし…
大学の時 彼女に告られて可愛くて初めて付き合った娘…
付き合って分かった  俺と友達を二股かけていてわがままで相当振り回されたんだ 
付き合って半年で別れた娘 あんま思い出したくない恋なんだよね

コーヒー蓋を開ける

「あ...コーヒー切れてら...買い置き...どこだ..」

流し台の上にある棚に手を伸ばし開閉扉を開けた
同時にばらばらと物が落ちてくる

「?!」

キッチンの棚の扉を開けた瞬間に彼の手の中に落ちてきた
そこにあるわけないもの 

彼はじっとそれを見て固まっていた

「満月 コーヒーまだかよ」

リビングにいた三神が 一向に運ばれてこないコーヒーに
しびれを切らして満月の背中から顔を出す

「妊娠….検査….薬?...それは 満月が使っても意味ないぞ」
「わかってる!!」
「まさか...」

「先輩わりぃ 自分でコーヒー入れて 後 留守番お願い」
「あの...仕事は? 留守番してるからさ 宜しくな 受けてくれよ」

彼は生返事に 検査薬を手に自分の部屋に入って行った


「コーヒーはっと...自分でねっ…」

仕方なさそうに自分で用意をする三神