ひずるが失恋したのをきっかけにすべてが
狂い始める。

ひずるは藤沢廉くんが好きで
藤沢くんから


「お付き合いを前提として友達になってください」


と言われていた。

だから私もこの二人は上手くいくだろうと
心の底から思っていた。


しかし。



「もしもし華恋?わたしどーしよ....」


とひずるから電話がきたのだ。


「どーしたん?なんかあったん?」

「廉がな....もう俺の彼女は部活かなっていわーって
そしたらあたしは?って聞いてみたら
ひずるは俺よりもっといい人みつけて幸せに
なれって言われて....ひどくない?あたし好きやのに....」


「えっ?お付き合いを前提にって
言われたんじゃないの?」


「言われた....けどそれはもう無理みたい。」


「え~...でもひずるは藤沢くんのこと好きなんやんな?
じゃあもうダメもとでも好きって伝えてみたら?」


「うん、そうしよかな....」


「頑張れひずる!華恋はひずるの味方やから!」


「ありがとう、言うてみる」


「うん頑張れ!」




そこでいったんひずるとの電話は終わった。
本当にひずるのことが大好きやったし
本当に心配もしてた。