シュン君と家に入り



「おじゃましま~す」




お母さんが出てきて



「シュン君、こんばんは
いつもセイラを
送ってくれて
ありがとうね」




「はい」


二階に上がると

マサヤとマリが
部屋から出て来た。




「シュン
泊まりに来たのか?」




「バ~カ!
そんなわけね~だろ
マサヤ出かけるのか?」




「マリを
家まで送りにな」



マサヤとマリは
手を繋いで

楽しそうに微笑んでいる。



「セイラ
ポッキー食べる?」




「うん、食べる~」




マリはバッグから

チョコのポッキーと
イチゴのポッキーを取り出し



「はい、セイラ」




「二箱ももらっていいの!?」




「いいよ」




「ありがとう
マリ、気をつけてね

お兄ちゃんにだけど!」




「うん、じゃ~ね
シュン先輩それじゃ~」




「気をつけてな
マサヤにだけど!」




「お前ら!!」



だって本当のこと

いつだって
マサヤはマリのこと

狙ってんじゃん!


すきがあれば
変なことしちゃうでしょ?