シュン君は
私の部活が終わる
2時間の間

体育館裏で


マサヤ、トモキ君
アヤカ先輩

四人で
時間をつぶしている。


私は悪いから


「先に帰ってていいよ」って

何回も言ったけど


私と一緒に
帰りたいらしく

毎日、私を
待っててくれる。

私は小走りで
体育館裏に




「シュン君
終わったよ、帰ろう」




「おぅ」




「セイラ~
全教科70点以上
取ったらしいな

シュンの家に泊まりに行って
何をするのかな~」




「別に!
トモキ君エロいんだけど!」




「オレ、エロいこと
言ってね~し
セイラが勝手に
エロいこと
考えてんだろ!」





なんで私が
エロくなるのよっ!!




「セイラ
顔真っ赤だよ、カワイ~」



アヤカ先輩に言われ

皆に背を向けた。



「マサヤ
部活終わったよ」



マリだ



「マリ、オレんち
行くだろ?
テストあったから
二人でゆっくり
出来なかったしな!」




「うん、行く
コンビ二寄っていい?」




「あぁ、帰るぞ」



マサヤとマリの
雰囲気が微笑ましく

二人を見てて
私まで楽しくなる。



仲良く手を繋ぎ
帰って行く姿に


二人以上に
私のほ~が

絶対、幸せだからと囁く。