学校でマリから
「家に帰らないで
何処に泊まってるわけ?
マサヤに聞いても
知らないって言うし」
誰にも言えない・・・
トモキ君の家に
泊まっていること・・・
「家にいたら
イヤなことばっか
考えてしまうから・・・
友達のとこ転々としてる・・・」
ウソばっか・・・
「友達って?」
「秘密だよ」
サキ達は
シュン君のことには触れず
何も聞いてはこなかった
いつも通りに騒いでいた。
皆、ありがとう
お母さんには
毎日連絡を入れて
ベッドのシーツを
洗うように頼んだ。
部活が終わって
サキは、タカちゃんのとこに
私は、晩御飯の手伝いがある為
いつもすぐに帰っていた。
シュン君からは
毎日、何度も携帯に
掛かってきたけど
出なかった・・・
メールも見たくない。
許せないから・・・