「もう泣き止んでよぉ」

「…先輩ぃーうっうっ…」

「今からご飯行くから、ね?」

「…西川さぁーんっ…」


この繰り返しがこのあと、十五分も続いた。



「いやー泣いたらスッキリしたっす!」

「お前マジ熱帯夜な…」

「あ!今日、あの映画みたいに天体観測やりませんか?!」

「本当に熱帯夜だ…」

「良いんじゃない?ねぇ?」

「うん、俺も良いと思うな、天体観測」

「おー?ラブラブだねぇ~」

「一々からかうなよ!」