「最近頑張りすぎてない?」

「大丈夫だよ?」

「本当に?無理はダメだよ?」

「うん、ありがと」

「何かあれば、いつでも聞くからね」


その言葉を聞いた瞬間、心のダムが決壊した。


そして、最近体調がすぐれない事、だけど仕事を辞める訳にはいかなくて、心身共に疲れてしまった事を話した。


「少し休憩して来る?」

「…でも」

「今ノーゲストだし、レジは私が見ておくから、大丈夫。温かい飲み物で落ち着かせよ?今日は店長もいないし、ね?」

「…ありがとう」


泣きながら必死にその言葉だけは伝えた。


あの日の、君の言葉を思い出していた。