カランコロン…


ドアの音が優しく鳴った。



いつも来る場所の、いつもの席へ腰を下ろす。


少し薄暗いその場所は、一枚おきにあるステンドグラスのガラスで、不思議な世界を味わえた。


ボクはそれが好きで此処へよく来る。



そう、いつも無理矢理に……



しかし、一度来てしまえば、心は何事もなかったかの様に冷静になり落ち着く。