「仲、いいんだね」 あたしの少し前を歩く、緒川くんの背中を眺めながら呟いた。 「ん?誰と?」 「保健の先生と」 あたしの質問に「あー」と言いながら緒川くんは、あくびをした。 「あの先生、面白くね?」 「……まぁ、うん」 緒川くんは、だろ?と言って、得意げな顔をした。