「―紀!麗紀!!もう授業終わったよ!」 「……んーっ」 あたしは、ムクっと起きた。 視界がかすむ。 あたしは目をこすりながら、歩き出した。 「ほら!行くぞー」 美歌はあたしの手をグイグイ引いて、歩くスピードをあげる。