更衣室は、あたし達2-1の女子しかいなかった。 他の女子は、まだ着替えずにお喋りをしている。 そんな中あたしと美歌は、さっさと青い色のジャージに着替えた。 「ちょっと、トイレ行って来るー」と美歌が言ったので、あたしは教室に入らず廊下の窓を空け、待つことにした。 ヒヤっとした風が、肌を刺す。 あたしの髪が、後ろに流れた。 腕を擦って、体を温めていると、「なぁ。」と、いう声と同時に、 右側が少し暖かくなった。