でも、バレてしまうとしても、あたしは美歌に“ウソ”をつく。



これは、わたしの…ワガママ。







「…なんにも隠してないよ。今までだって、あたし達なんでも話してきた仲でしょ?」


あたしは、ただまっすぐ、綺麗な星を見ながら言った。




上を向いていなきゃ、涙がこぼれてしまいそうになる。




「……そ、そっか。そうだよね!!あたし、何言っちゃってるんだろうね!」


そう言いながら美歌はスッと立ち上がって、グーッと伸びた。




「ごめんね、美歌。」



小さな後ろ姿に、そう呟いた。



美歌は驚いたような顔をして振り返った。