――ピンポーン 誰か、来た? まぁ、お母さんが出るだろう。 「ちょっと、麗紀ー!美歌ちゃんよー!」 え、美歌!? あたしは部屋を飛び出して、階段を降りた。 「み、美歌!?どうしたの!?」 思わず、大きな声を出してしまった。 「あ、麗紀…。」 そしてなぜか、申し訳なさそうな顔をする美歌。 「あの、ちょっと…話せる?」 「え、あ、うん…」