少し歩き社長は足を止め振り返った


「はぁ…」


ため息??


「で、いつ引っ越してくるの?」



私を見下ろし不機嫌そうに社長が言った




「はっ?」




「結婚だよ、もう決まってる事なんだから諦めろ」



背が高いせいか傲慢に見える社長と目が合った



何、この人…





「しゃ社長…?」



「あぁ、そうか

お前うちで派遣として働いているんだったよな…

今月中で契約終了な。

あと夜の仕事も辞めろよ、

俺の結婚相手がホステスなんてマスコミの良いネタだ」


目の前の綺麗な顔が意地悪く笑う



はぁぁぁ?????


何だコイツ?


しかも何で夜のバイトの事まで知ってるの



私は驚きのあまり何も言えない