賢治の言うように私は期待していたのかもしれない…



賢治の一言に自分が少しずつ賢治に惹かれ始めている事に気付かされてしまった



と同時に静まり返ったリビングに一人


鍋の中のロールキャベツが滑稽に見えた


私がやっていた事が独り善がりに思えた



バカみたい…



涙が溢れ気付けばカバンを握り締め家を飛び出していた