それでも時間が経つのは、あっと言うまで…
気が付けば賢治の帰国当日になっていた
「華、これ社長印貰ってきて」
寛人に頼まれた契約書を片手に32Fにある総務部へ行くと同じフロアにある役員会議室から賢治を含む役員が数人出てきた
帰ってきてたんだ…
久し振りに見る賢治に胸がドキドキする
私は賢治に気付かれないよう席に戻りデスクを見ると携帯が光っていた
携帯を開くと賢治からのメールが1通入っていた
『今日9時には帰る』
そっけなく絵文字もないメール
だけど今は、そんな一言が嬉しかった
気が付けば賢治の帰国当日になっていた
「華、これ社長印貰ってきて」
寛人に頼まれた契約書を片手に32Fにある総務部へ行くと同じフロアにある役員会議室から賢治を含む役員が数人出てきた
帰ってきてたんだ…
久し振りに見る賢治に胸がドキドキする
私は賢治に気付かれないよう席に戻りデスクを見ると携帯が光っていた
携帯を開くと賢治からのメールが1通入っていた
『今日9時には帰る』
そっけなく絵文字もないメール
だけど今は、そんな一言が嬉しかった