『分かりました』


私は一言だけ返信をし沙耶と待ち合わせをした



ウソツキ…


会社の人には結婚のこと秘密にするって言ったのに…



いつか寛人が言った

「あの二人デキてるんだって」

という一言が脳裏によぎった



午後からは仕事が手につかず、あっという間に待ち合わせの時間になっていた


重い足取りで待ち合わせのカフェに入ると既に沙耶の姿はありコーヒーを飲みながら手帳を開いていた