「彼氏?」 「…え、」 顔をあげると友達があたしを羨ましそうに見ていた。 「…いいなぁ、美玲は、」 「はは、そうかな?」 「ね、美玲の彼氏ってどんな人?」 あたしは優しい笑みを浮かべていたに違いない。 今日は二年目の記念日。