何が面白いのかイマイチわからないけど、まぁ、いっか。 ふぅ、と息を吐いた時。 「立花ー!!」 背後から怒鳴り声に似た声が聞こえ、驚きながら振り返ると……… 鬼のような顔をした担任、 はっとしたあたしは今日、図書委員だったことを思い出す。 「今日という今日は許さん!」 あたしは勢いよく走り出す。 「…勘弁!」