「あ、そういえば。」



あたしの家の前で別れを告げようとしたとき、急に白崎がバッグを
あけ何かを探し始めた。



…どうしたんだろ?


あたしが首を傾げていたら、白崎はバッグから何かを取り出した。



そして何も言わずにあたしにそれを渡す。



んー、何?



「…その日、あけとくように。」



「え、」


「じゃあ、また明日。」



……変な白崎。