でも、安心したのも束の間。 次の日、 「玲二クン♪」 また次の日、 「ヤッホー玲二クン!」 またまた次の日、 「玲二クン、会いに来ちゃった♪」 毎日、毎日亜子ちゃんは現れ… 腕を組んで歩く白崎と亜子ちゃんの後ろをあたしはちょこちょこ歩く。 たまに白崎が振り返ってはあたしの姿を確認するけど、亜子ちゃんの行動に関しては呆れたのか何も言わなくなった。 あたしは、正直。 いい気分ではない。