それから、白崎の鬼授業は続き、あたしは抜け殻のようにミニテーブルに突っ伏した。 「…もう数字見たくない」 「では、現国といきますか?」 「…もー、やだー」 「…こんなにダダをこねる生徒は初めてです。」 …あ、白崎って確かカテキョのバイトしてるとか言ってたっけ? にしても、こんなノンストップな鬼授業を受けてる子が気の毒でならない。 あたしなら逃げ出すわ。