「んじゃあね。ゆっくり休むんだよ」



「わかってるって!寝るつもりだし!バイバーイ!」



波留と別れて、あたしは家に入った。



「ただいま〜…っていないか」



親は共働きで夜遅くにしか帰ってこない。