完全に壊れてしまった未那。
これはもう、言わないと機嫌は戻らないな。
「わかった、言うから。」
「っヒクッ・・・ぅんっ・・・」
「だからな・・・その・・・」
「うんっ・・・」
「・・・まさかオムライスを食べさせてくれると・・・思わなくてだな。」
「・・・え?」
「だから!照れてたんだよ!以上!わかったか?!」
言いきった俺は、少しだけ息が上がっていた。
恥ずかしいにもほどがあるんだって、分かってるのか?
「・・・それで?」
「は!?それで?」
「それで、あんまりしゃべらなかったの?」
「・・・まぁ、そういうこと。だから怒ってな」
トサッ―――っ
「ぅえ?!」
いきなり未那が俺に抱きついてきた。
昨日からこんなこと多くないか・・・?
そして、予想外の展開に俺自身、またどうしたらいいのか分からなくなる。
「・・・店の外でよかった。」
とりあえず、そこだけ感謝した。
「よかった・・・」
「ん?」