その日の昼休み、平石と同じ野球部で同じクラスの山口が私に、アドレスを聞いてきた。 山口?なんでこいつが… 内心思ったけど、貴重な男友達になるであろう山口。 「あんま話したこと無いけど、よろしくね」 そう言うと、山口は照れながら「おう」とだけ答えた。 その日から、山口とのメールが始まった。