悠利子達と一緒に飲んでから早一週間。
今あたしは非常に波瀾万丈な日々を送ってる。
まさに今がその状態。
あたしはそんなに話した事も無い先輩と
一緒に居る。
と言うよりは軽い強制。
遡ること三日前
突然電話が鳴った。
~♪~♪~♪
携帯を見てみると知らない番号。
出てみると聞き覚えのある声だった。
「もしもし…?俺だけど覚えてるかな?」
誰だかまったく分からない。
名前名乗れよな。
黙ってると
「その様子じゃ分かってないみたいだね。
この前カラオケで一緒に飲んだ松田の友達!」
あぁ…。
そういえば居たね。そんな人。
どうでもいいから覚えてない。
それより…
「一体何の用?」
面倒くさそうに言うと
「由貴ちゃん彼氏いる?
いなかったら会ってほしい人がいるんだけど…」
ちょっと待て…。
何でいなかったら知らない人と会わなきゃいけないの?
まずその前にあんたがあたしの電話番号を
知っている時点で理解できない。