「嫌よ。後唐揚げ1個しか無いのに、あげたらなくなっちゃう」


「う゛~~~~!お願い!!」


明智君がウルウルの涙目で頼み込んで来るので、周りの明智君ファンの女の子達はキャーキャーと頬を赤く染めている。


逆に私はおかずをねだられたせいなのか、鋭く刺す様な視線をチクチクと受けまくっていた。


ああああ゛……怖い怖い!皆怖い!


私その内殺されるんじゃないの!?ヤダよまだ16歳なのに!!


~~~~!しょうがない、ここはあげちゃった方が楽なハズ……このままねだられ続けたら、ガチで私、二重の意味で死んじゃうからね。