怒ってるかと思った明智君は、予想に反してキラキラスマイル。


邪気なんて微塵も感じさせないとっておきの笑顔のまま、三度(みたび)私に抱きついて来た。


「あ・け・ち君!いい加減に「桃妃ちゃん!オレ、桃妃ちゃんの事好きになっちゃった!!」」


――――は?


い、今この人……何て仰いました?


「だから………オレとつき合って!メッチャ大事にするから!!」


この大胆告白を、すぐさま理解出来た人はいなくって


「「「「なぁ~~~~っ!?」」」」


やっと皆が反応したのは、5秒程経過した後だった。


ちなみに私は…石化。