せっかくのチャンスを台無しにしてくれた姉に思わず舌打ちしてしまったが、桃妃ちゃんは軽くホッとした様子。


「…桃妃ちゃんオレとチューするのホントはヤなんだ」


「なっ!?違うよ!ドキドキし過ぎて緊張してたのが気抜けただけ!!」


そんなカワイイ事言われても、オレはスネ気味。


「まぁいいや…チャンスはいつでもあるしね♪」


「っ!ホラ出たS部分!!」


“勘弁してよ”と嘆く桃妃ちゃんの手を取り、1階へ。


桃妃ちゃん。


結構友達いるオレだけど


1番オレが求めていて貰いたいのは君だって……忘れないでね?









――――END――――