桃妃ちゃん手作りのケーキにも負けない位甘い時間。


2人共言葉は無いけれど、気マズくも無かった。


逆に心地よくて……夏だけど春みたいな暖かさがオレ達を包む。


桃妃ちゃんはオレの胸に頭を預け、嬉しそうに笑っていた。


「………桃妃ちゃん」


いつもより速い心音に負けないように、声を振り絞る。


「んっ………?」


オレの胸から顔を上げた桃妃ちゃんは、もちろん上目遣いなワケで――――…


「目、閉じて……」


「へっ…?―――っ!//////」


言葉の意味が分かったのか、桃妃ちゃんは一気に真っ赤に大変身。