「行こっかって……どこに行くの??」


「んっ?2階のオレの部屋」


――――…えっ!?


「な、なんで!?なんで明智君の部屋に行くの!?」


いきなり過ぎる展開について行けず、私はプチパニックに陥る。


持ってたオレンジジュース入りのコップが手元から奪われ、テーブルに置かれた。


「桃妃ちゃん疲れたんでしょう?オレの部屋で休みなよ。オレもついてくから」


「だけど明智君、このパーティーの主役でしょう!?いなくなったりしたら」


“ダメだよ”と言いたかったのに………


私の右耳に、甘い声が伝わって来た。