奥からのーう天気な絶叫が響き、お姉さんを押し退けて今日の主役が満面の笑みで私に抱きつく。


「キャアアアア!明智君、離れてよぉぉぉっ!//////」


「ヤダ♪やっぱり私服姿の桃妃ちゃんもカワイイね!」


私は慌ててケーキがグッチャにならない様に支えながら訴えたけど、この人にはムダだった。


「コーラ隼斗!幾ら彼女が誕生日パーティー来てくれたからって、玄関先でやめなさい!!」


「チェッ…分かったよ姉ちゃん」


明智君のお姉さんのお陰で、私達はようやく明智家の中に入る事が出来た。


にしても…お姉さん、弟ソックリ。