自分の気持ちを自覚した途端、曇って見えなかった景色がパァッとクリアになった様な感覚に陥る。


“私は明智君が好き”


私の頬はみるみる内に真っ赤に染まって、氷すら溶かす事が出来るんじゃないかって程にあっつくなってしまった。


「ワァアァアア……//////」


な、何だろうこの甘酸っぱくてフワフワと、それでいて流れる様な気持ち……


真っ赤な頬を両手で挟んで小さくなってる私を見て、真琳と結麻はニヤリと笑う。


「どうやらやっと、自覚出来たみたいだね」


笑顔の真琳の言葉に、ホッペの温度は更に上がる上がる。